ロミオとジュリエット
〜 2009.3.4〜3.29(東京グローブ座) 〜
〜 2009.4.2〜4.5(大阪サンケイホールブリーゼ) 〜


【 tokkoさん 】
ロミオとジュリエット・・・3月6日(金)12:30会場 13:00開演

主な出演者
ロミオ      上田 竜也
ジュリエット  小林 涼子
ティボルト   長谷川 純
マキューシオ  山下 翔央
神父ロレンス  寺川 濃
バリヤ     入江 加奈子      

ストーリー(パンフレットより)
いつも女の子を追いかけては大騒ぎばかり繰り返している
モンタギュー家の一人息子・ロミオ。
ある日、敵対するキュピュレット家のパーティにこっそり忍び込んだロミオは、
その家の一人娘、ジュリエットと運命的な出会いを果たす。
あっという間に恋に落ちた二人は、家同士の対立を乗り越え、
共に生きていこうと決め、ロレンス神父の元でひそかに結婚。
しかしその翌日に起きた抗争で、ロミオは自分の親友・マキューシオを
殺された仕返しに、ジュリエットの従兄弟のティボルトを殺してしまい、
街を追放される。
そして、領主の甥・パリスとの結婚を命じられ、
悲しみにくれるジュリエットに救いを求められたロレンス神父は、
「結婚前夜、一時期に仮死状態となる毒薬を飲み干して、
一度葬られた後に、ロミオとひそかに街を出て、添い遂げよ」と
知恵を授けるのだったがー。



最初に、モンタギュー家とキュピュレット家の争いから始まります。
モンタギュー家には、後継ぎの息子ロミオが誕生しますが、
キュピュレット家には、まだ子供を授かっていないので、とっても悔しそう。
のちに女の子が誕生、それがジュリエットなのです。


最初、赤ちゃんの人形だった たっちゃんロミオですが
大人になって登場!
これが、たっちゃんらしく脚本家の方が書いてくれたらしく
女好きなロミオ様さんですよ〜(笑)
今まで恋した女性の名前が、ロミオの口から飛び出して来ます。

ある日、キュピュレット家の舞踏会にロミオも侵入すことになります。
ジュリエットは、人と話すことも不得意で人前に出るのもイヤ〜
と、乳母のバリヤに言っています。
この乳母役の方が、いい味出して笑いを取ってました。
何とかバリヤに言い聞かせられて、舞踏会に出席しますが、
そこで、ロミオと運命的な出会いを果たすのですね。

会った瞬間に、お互いが一目惚れ〜〜
もう2人の世界になっちゃいます〜
「初めてなのに、初めてじゃない」
とロミオが言うシーン(TVで流れたシーンです)
舞台をグルグル追いかけっこの様に走り、
二人は寄り添いチュッとキスします。
 (→ここは、あっという間だから、たっちゃんファンの方大丈夫ですよ。)

恋に堕ちた二人は、後にお互いが仇だと知りますが
もう、恋の炎はメラメラ〜と燃え上がり、自分の名前を捨てる!と言い切ります。

そして、出会った翌日には教会に相談しに行きます。
神父さんも、最初は反対するのですが、二人の熱い情熱に負けて・・・
結婚式をあげます。
この時のロミオの衣装が、白のブラウス(手元がフリフリ〜、そしてリボン)
青い光沢のある上下、白のブーツなのですが、王子様〜って感じなの。

ジュリエットは、薄いビンクの衣装で、とっても可憐ですよ。
髪形は、前髪をセンター分けにして細いカチューシャ(リボン?)をしていたかな。
この髪形は、昔オリビアハッセーが映画で、ジュリエットを演じた時の髪形を
参考にしたそうです。

ティボルトは、ジュリエットの幼馴染でずーと好きだったのね。
手紙を渡そうと思っていたけど、それが果たせなくて・・・
イライラしていたら、マキューシオと街で出会い、ムシャクシャした者同士
言い争いになり(これは、いつもなんです)、剣を抜き戦うことに。

そして、ティボルトにロミオの親友マキューシオが殺されてしまうのです。
この結党シーン、ハセジュンと翔央がカッコイイです〜
セリフもお腹から声を出している様だし、舞台に慣れているのかな?

それから、ロミオが駆けつけ仇を討つ為に、ハセジュン(いや、ティボルト)と
戦うのだけど、たっちゃん(いや、ロミオ様)が側転なんてしちゃてカッコイイの〜
ティボルトが、ロミオの剣を自分の身体に刺して、死んでしまい・・・
ロミオは殺人犯として、国外追放の身になります・・・


この頃、ジュリエットには結婚の話が持ち上がっていて、
仕方なく(演技なのですが)承諾するのだけど、
これを密かに聞いていたロミオは、落胆して街を離れます。

ジュリエットは、協会に来て神父に相談します。
神父は、一時的に仮死状態になる薬をジュリエットに与え、
死んで結婚式が出来ない様な計画をたてるのです。

そして、ジュリエットのお葬式の日・・・
もう1人の親友ベンヴォーリオが、街で平民として働くロミオの元に知らせに来ます。
平民として働くことも疲れ果てていたロミオは、
ジュリエットの元に行きますが、もうすでに帰らぬ人となって身体も冷たくなってました
 (→本当は、眠っているのよ〜、たっちゃん!と思った私)

この時の衣装が、平民なので王子様衣装ではないのだけど
肩がはだけてて、とってもセクシーなんですよ〜
何だか、変なところを見ているなぁ、私・・・

ここで、覚えてないけど(すみません)たっちゃんがけっこう長いセリフ言ってるの。
泣きながら、切ない感情で言ってました。
観劇していた皆さんから、シクシク・・・とすすり泣く声が聞こえてきたし、
私も、涙が出てきたのだけど、ハンカチはバックの中だし、
内心、どうしよう〜と思っていました。
これから観劇される方、どうかハンカチをお持ち下さいませ。

ロミオが毒を飲みほし、命を絶ったあとで・・・
ジュリエットが、目を覚まします。
ロミオの変わり果てた姿を見て、残っていた毒を飲もうとするけど
全然残っていなくて、「どうして全部飲んでしまったの・・・」と。
そして、ロミオの持ていた剣で、自分の胸を突き刺します。

この最後のシーンは、私には周りに天使が飛んでいるような光景に
見えました。
純粋にお互いを思いあっただけなのに、不幸な結末となってしまって
悲しいお話ですね。
貴族も平民もない、みんな平等な世の中を若い二人は望んでいたのでしょう。


最後のカーテンコール
出演者の方が挨拶に・・・(言葉は発しません)
それから、ロミオとジュリエットが挨拶。
一旦、はけてまた、出演者が挨拶
最後に、ロミオが挨拶して終わりでした。(最後まで言葉は発しません)

最後に、たっちゃんの声を聞きたかったなぁ〜なんて、贅沢かしら?
2時間たっぷりのお芝居で、今まで見たことのない上田竜也に会えた舞台でした。




Over Thirty Top